本日も読書ネタです。
こちらの本、読みやすいのでサラサラっと読めます。
ブログを毎日更新するぞ!と燃えていた時にAmazonレビューの良かった本です。
著者は現在ではコラムニストとしてWebの記事を書いたりしている方。
以前は議員秘書等をしていた経験から、難解な役員文書を分かりやすく書き直す訓練をされていたとか。
基本的な内容は
そんな奇抜なことが書かれているわけではなく、
「そうだよね、ふむふむ」的に再確認しながら読む感じかな..と
読み進めていると、意外にもハッとさせられる部分がありました。
うっかり使うと危ない慣用句!の中から一部抜粋させていただきます。
こちら↓知っていましたか?
・憮然とする
腹を立てている顔つきをあらわす場合によく使われていますが、
本来は失望、落胆してぼんやりしているさまをあらわします。
知らなかった!!笑
他にも、「間違えやすい表現」の中から
・煮詰まる
「成果が出ず、煮詰まった状態」など、追い詰められた状況で使われがちですが、
本来は、議論や考えが出尽くして結論の出る状態になること。
結論が出る寸前に用いるのが正解です。
そうなんだ!…私だけ?
・破天荒
無茶苦茶なことや常識外のことをあらわす際に使われがちですが、
本来は「今までできなかったことを成し遂げること」をあらわします。
本来はほめ言葉です。
などなど。
他に、
「敷居が高い」「役不足」「失笑」「潮時」「(◯◯の)さわり」..
多分ほとんどの方が思われている意味とは違う本来の意味が紹介されています。
実際のところ、
間違った意味で使われているのが常識として通用している場合はどうなのか?
ということに対して著者は
間違えているとわかっていて、あえて使う必要はないのですが、こういう場合、
私ならその言葉を使わず、別の言い方を考えます。
大事なのは、本来の意味をきちんと知っておくこと、そして、
世間ではどう使われているかを把握し、使い方にバランス感覚を発揮することです。
なるほど。勉強になります。
怪しそうな言葉は無理に使うのはやめよう。笑
他に、この本の中で一番刺さったところはこちら
↓
痛いところ突かれた感じ。笑
ブログの毎日更新を続けているけれど、
始めはお客さまである飲食店経営者の方と、
飲食店で働く人に役に立つ内容に…!と
書いていたはずが、いつの間にかテーマが分散しているなぁ…
と、改めて思い直すきっかけを与えてくれた1冊です。笑
最後に、著者の言いたいことの中で
文章を書く目的は、文章を読む相手の「行動を促すこと」だそう。
確かに、自分のためのものであれば文章にわざわざすることなく
頭の中の思考で巡らせて終わりで良いけれど、
文章にするということは読んでいる人に何かを伝えないといけないんだな。
無意味な文章を書くのはやめようと思いました!